テーマの基本
Ionic Frameworkは、さまざまなプラットフォームの標準デザインに準拠しながら、白紙の状態からブランディングに合わせて簡単にカスタマイズおよび変更できるように構築されています。IonicアプリのThemingは今まで以上に簡単です。フレームワークはCSSで構築されているため、事前に用意されているデフォルトスタイルは簡単に変更や修正をすることができます。
配色
Ionicには9つのデフォルトカラーがあり、多くのコンポーネントの色を変更するのに利用できます。各色は実際には shade
や tint
などの複数のプロパティの集まりで、Ionic全体で使用されます。
色を変更する際には、関連するすべてのプロパティを設定することが重要です。これはColor Generatorツールで簡単に行えますが、必要であればこれらは手動で記述することもできます。Ionicの色については、Colorsを参照してください。
Platform Standards
Ionicコンポーネントは、アプリが動作しているプラットフォームに応じて、見た目や動作を調整します。私たちはこれを Adaptive Styling と呼んでいます。これにより、開発者は複数のプラットフォームで同じコードベースを使用しながら、特定のプラットフォームで「ネイティブ」な外観のアプリを構築することができます。
Ionicは、2つの modes をもっており、これらはプラットフォーム: ios
と md
に基づいてコンポーネントの外観がカスタマイズされます。各プラットフォームにはデフォルトモードがありますが、簡単に変更できます。プラットフォームに基づいてアプリケーションをカスタマイズする方法の詳細については、Platform Styles をご覧ください。
CSS Variables
Ionicコンポーネントは、 CSS properties (variables)を使ってテーマ化されています。CSS変数は、動的な値を静的なCSSで利用することができます。これは今まではSassのようなCSSプリプロセッサを必要としていたものです。アプリケーションの外観は、Ionic Variablesのいずれかの値を変更することで簡単に変更できます。
Ionic Frameworkのコンポーネントは、CSSプロパティ(変数)を使ってテーマ化されています。CSS 変数は、静的な言語に対して動的な値を追加するものです。これは、従来はSassのようなCSSプリプロセッサが必要だったものです。Ionic Frameworkが提供するCSS Variablesのいずれかの値を変更することで、アプリケーションの外観を簡単に変更することができます。
CSS Shadow Parts
CSS Shadow Partsが追加され、Ionic Framework Shadowコンポーネントの完全なカスタマイズが容易になりました。これまで、 Shadow DOM を使用するコンポーネントは、シャドウ・ツリー内の要素を直接スタイル設定できませんでした。Shadow Partsが追加されたため、Shadowコンポーネントの内部要素のすべてのプロパティーにCSS変数を使用する必要がなくなりました。パーツを使用したIonic Frameworkコンポーネントのカスタマイズの詳細については、CSS Shadow Partsガイドを参照してください。
Branding
Ionicは、ブランディングや配色にあったテーマとなるアプリケーションの配色を提供します。デフォルトのテーマは明るい背景を使用しますが、背景色からテキストの色まですべてカスタマイズ可能です。ブランディングの詳細については、Themes をご覧ください。